スピーカー

ONKYO D-202A


店長の趣味の世界をご紹介。

ONKYOのコンパクトな2ウェイスピーカーですが、このサイズからは想像できないとても良い音を聞かせてくれます。
しかし、20年近く経つと、使っているウレタン系のエッジがぼろぼろになってきます。
これは靴底などにも良くある”加水分解”などにより弾力が無くなり、何かの衝撃で崩れてしまいます。
せっかくの良いスピーカーがもったいないので、エッジを交換してあげましょう。

まず、六角レンチ(4M)で4本のねじをゆるめます。木ねじになっているので、必要以上に力が掛からない様に気をつけて外します。


次に、スピーカー正面から見て右側を下にして、ウーファーを外します。
このとき拳で軽くこんこんとウーファー周辺のバッフル面をたたき、反動を利用すると良いでしょう。

ゆっくりと引き出します。ターミナルは左側。(LもRも同じです)

”-”ターミナルはすぐに外れますが、”+”側は結構きつくて苦労すると思います。
接点復活材やCRCなどを振りかけて滑りを良くし、大きめのマイナスドライバーなどでこじって外します。
端子を折ると後の処理が大変ですので慎重に。

外すとこんな感じです。ガスケットはそっと剥がして、再利用します。

ユニット裏の、アコースティックサスペンションと呼ばれるデッカイ”ウェイト”と、そこから突き出たボルトがエンクロジャー内部の補強板(これも分厚い!)にがっちりと支えられて共振を押さえ込んでいます。

内部を見るとすごい補強ですね。今時これだけの物は出来ません。

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